見方・考え方を働かせる!
現在の学校教育には
「主体的・対話的で深い学び」が求められています。
今回は「深い学び」について考えてみます。
教壇に立っていて感じるのは
「深い学び」は難しいということです。
子供たちの頭の中は見えませんので
深く学んでいるかどうかは
子供たちの学びの様子から見取らなければなりません。
しかし「深い学び」は広く
子供たちのどのような姿から見取ればよいか
はっきりしません。
それが難しさの理由ではないかと思います。
「深い学び」は
各教科等の「見方・考え方」を働かせながら
知識を相互に関連付けてより深く理解したり
情報を精査して考えを形成したり
問題を見いだして解決策を考えたり
思いや考えを基に創造したりすることに
向かう姿とされています。
今回は各教科の「見方・考え方」を働かせるという部分について
新堀小での取り組みを紹介します。
新堀小では総合的な学習の時間を中心に
教科等横断的な指導を目指しています。
例えば、オリンピック・パラリンピックについて
各教科の視点からクイズを出すという学習を行いました。
クイズには
社会の視点でオリンピックの歴史
算数の視点で世界記録
音楽の視点で出場国の国歌
図工の視点でオリンピックのキャラクター等が
ありました。
授業中にはそれぞれの教科のメガネをかけて
オリンピック・パラリンピックを見てみようと話しました。
子供たちは
総合的な学習の時間という教科の特性を生かし
ひとつの教科の中で様々な教科の「見方・考え方」を
働かせています。
これは今年度の新堀小の研究につながっています。
各教科の見方・考え方を働かせて「深く学ぶ」
子供たちの姿がたくさん見られます。