自分事として…
教育の世界でエージェンシー(Agency)という言葉を
聞くことが増えてきました。
このエージェンシーというのは
OECD(経済協力開発機構)が
これからの教育で重要な概念として出したものです。
日本語に訳しにくいといわれますが
文部科学省の資料等を見ると
自ら考え、
主体的に行動して、
責任をもって社会変革を実現していく力
としています。
今までの学校教育では
教師が正解をもっていて
それを子供たちに
できるだけわかりやすく伝えることで
学習が成り立っていました。
しかし、これからの時代には
こうすれば絶対にうまくいくという正解は
存在しないことの方が多いです。
例えば、現在の新型コロナウィルスの状況を見ても
絶対的な正解は存在しないことがわかるかと思います。
そんなこれからの社会では
エージェンシーという
物事に自分事としてかかわり行動し
社会を変えていく力が求められています。
誰かが何とかしてくれる
指示を出してくれるのではなく
「自分事」として考え、行動していくことが大切となります。
例えば、古くから残る学校のきまりについても
子供たちが自分事として考え
よりよいものに変えていくことが必要かもしれません。
ぜひ、自分事として動ける6年生になってほしいです。